よくお問い合わせをいただくので、ご夫婦でのカウンセリングについて。
2人で行きたいんですけど…いいですか?というお問い合わせを頂きます。
どういう状況でお2人でカウンセリングを受けよう!ということになったかにもよるので、
できれば、一度お問合せ頂くのがベストではあります。
お2人で行きたいと言われていても、実際には片方がもう一方をどうしてもカウンセリングに連れていきたいから、同伴という意味で一緒に…というケースも多いのです。
カウンセリングはご本人がやりたいという意思がなければ、効果が出ません。
誰かに行かされているカウンセリングは治療としての意味は持たないのです。
どうしても相手をカウンセリングに乗せたいのであれば、実際に相手をカウンセリングに連れていらっしゃる前に、ぜひ一度、おひとりでご相談にいらして頂くことをお勧めします。
実際に、カウンセリングを体験されてから誘うのと、そうでないのとでは、説得力が全然違うからです。
お2人一緒にカウンセリングするのは、どこに焦点をあてるかを慎重に見極めないと、相談した方が傷ついた…というような結果になることもあり、とても難しいのです。
「カップルカウンセリング」「夫婦カウンセリング」という技法がありますが、これは2人のコミュニケーションに焦点をあてて、カウンセリングしていく手法です。
この手法に適応なのかどうかをよくよく見極めてから受けないと、効果的ではありません。
本当のところは、それぞれの生い立ちであるとか、性格形成の過程でのトラウマやこだわりなどの個人的な生きづらさからきているものだとすると、個人カウンセリングを実施する方が効果的であったりもします。
そうした、今後どういう形でカウンセリングしていくのがいいのか、からを相談するおつもりで、まずは1度、ご相談下さい。
お話をうかがった上で、
1.まずは1人ずつ実施して、タイミングを見てお2人で実施
2.お2人で実施
3.それぞれ個人で実施(カウンセラーが同じ/別々のカウンセラー)
ご提案をさせて頂きます。
問題がはっきりしているわけじゃないけど、何かとうまくいかない、私たち合わないのかしら?と漠然とした場合には、
4.お2人に心理テストを実施して、フィードバック面接を使って、お2人を関係を考える
というような、ご提案をすることもあります。
お2人でいらっしゃれる場合は、50分ではお話がまとまらない可能性がありますので、ぜひ80分、もしくは100分でのご予約をお勧めします。
最初にご相談をうかがって、不安の強い奥様だけがカウンセリングに通う場合もありますし、しぶしぶ連れてこられた旦那様が、じっくり話を聞いてもらえるという体験をして、ご自分から定期的なカウンセリングを望まれることもあります。奥様が先に相談にいらして、心理テストを受けて、フィードバックの内容をご夫婦でお話されて、いろいろとうまくいかなかったことが腑に落ちたというケースもあります。
それぞれがカウンセリングを受け、個人的な問題をカウンセラーに話すことで、夫婦としてお互いを大事にすることができ、コミュニケーションがうまくいくようになった。
夫婦関係→家族関係としての変化をとらえるようになり、相手に無理な要求をすることがなくなったというようなこともあります。
ご夫婦でカウンセリング…という案が出た時点で、お2人が自分たちの関係を前向きに考えていきたいということですので、すでにスタートラインに立っています。
お2人でどんなトレーニング法を使っていくのか、ぜひ一緒に考えていきましょう。
ご夫婦の数だけ、方法はありますので、諦めずにチャレンジしてみましょう。
お2人で、おひとりで、どちらでも構いません。カウンセリングに行こうかな…と思った時点でぜひ、ご相談にいらして下さい。
タイミングって、とても大事ですから。
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