「カウンセリングオフィスつむぎ」を御利用頂いた皆様へ 本年は数ある相談施設の中から、「カウンセリングオフィスつむぎ」をお選び頂きまして、ありがとうございました。 新型コロナ感染拡大の情勢下にも関わらず、こうして皆様と関われたことを嬉しく思います。 御希望に添えた部分も、添えなかった部分もあるかと思いますが、 このつながりを紡いでいくことで、少しでも皆様の未来への支えとなれば幸いです。 今後とも、いつでも頼れる相談施設として、皆様の身近な存在になれるよう心掛けていきたいと思います。 来年もどうぞよろしくお願い致します。 ********************** <年末年始のお休みについて> 施設の関係上、下記の期間は対面カウンセリングはお休みになります。 2020年12月29日(火)~2021年1月3日(日) お休みの期間中、オンラインカウンセリングを御希望される場合は、御相談下さい。 可能な範囲で対応させて頂きます。 すでに毎週のカウンセリングを実施中の方は、対面と同料金で実施させて頂きます。 新規の方は、オンラインカウンセリング料金での実施となります。 オンラインカウンセリングは、事前の御予約とお支払いをお願いしております。 12月31日~1月3日までは銀行業務が休止となりますので、 この期間のお支払いはLINE Payのみの対応となります。 開設、チャージなどのご準備をお願い致します。 また、お休み中の電話対応は休止させて頂きますが、メールとwebからのお問合せフォーム、LINEについては、コンタクト可能になっておりますので、御利用下さい。 それでは、新年も気持ちを新たに皆様と歩んでいきたいと思います。 お健やかに新年を迎えられるよう祈っております。 ********************** カウンセリングオフィスつむぎ 臨床心理士 春日井 翠 Tel 080-7049-4202 https://office-tsumugi.com/ counselingofficetsumugi@gmail.com **********************

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先日、何かのおりに「やりがい」について聞かれることがありました。

心理士の「やりがい」とは何だろう…。

若い頃だったら、クライエントさんに「ありがとうございました」とか、「先生に話せて良かったです」とか、言われた時…と即答できていたように思います。

何なら、「先生に会えて、生きる気力が出ました」とか「先生に会えて、人生が変わりました」とか言ってもらえたら、心理士冥利に尽きる…と思っていたかもしれません。


でも長年臨床に携わってきた今だったら、こんなセリフが出てくるうちは、まだまだ卒業できないなとか、ようやく折り返し地点かな…なんて、思ってしまいます。

もちろん言われた時は、素直に嬉しいんですけどね。


心理士は、クライエント自身が誰かの力や助けで何とかして「もらった」とならないように気をつけています。誰かの力や助けを借りることができた自分が、最終的には自分の力で「乗り越えた」と考えるようになって欲しいのです。

クライエント自身が自分で乗り越えることができた自信をもって、「卒業」に至って欲しいと願っています。

その過程で、誰かに頼ってもいいんだと気づくこと、身近に頼れる人を見つけること、そして、「助けて」という声を届けることができるようになることも、とても大事なポイントです。

卒業のタイミングは、人によって「乗り越えた」時であったり、「心理士以外の人に頼ってみれた」時であったり、別のトラブルが起こった時に、事前に回避できたり、それほど大事に捉えずに済んだり、実践で試すことができた時であったりと、様々です。


では、私はどんなところで「やりがい」を感じるのでしょう?

経験をつんだ今となっては、「やりがい」を感じるのは意外と小さな1歩だったりします。

                 ・・・

インテークで全然カウンセリングなんかに興味がなさそうだった人が、診察後にカウンセリング受けてみたいと話していると聞いた時。

クライエントさんになかなか入らなかった解釈がようやく腑に落ちて、ふたりで思わず「ね?そうでしょ」と暗黙でうなづき合えた時。

「もうダメです!」と臨時で駆け込みでカウンセリングをして、帰る時には普通にドアを開けて帰れるようになっている時。

「先生、またしんどくなったら、来てもいいですか?」と言われた時。

                 ・・・

すべてが終えた時よりも、この小さな1歩を感じることで、そのクライエントさんの「生きる力」のようなものを実感することがあります。「前に進む力」とも言えます。

その瞬間に立ち会えたことに、”あぁ良かった。この人、大丈夫だ。”と思えると、私自身も一緒に歩いていく覚悟のようなものができます。

この感覚は一種の「やりがい」にあたるのかなと思います。

なんせカウンセリングのお付き合いは、短くはありません。

こうした「引き」の瞬間を頼りに、一筋の光を見出していく作業なのかも知れません。

この先、行ったり来たり、遅々として進まなかったり、いろいろあっても、「大丈夫、あの一歩があったから」と振り返ることができるのです。


だから、「やりがいはどんなことですか?」とか「どんな時にやりがいを感じますか?」という質問は、聞くのは簡単だし、読み手・聞き手の興味もあるのでしょうが、この感覚をお伝えするのはとても難しいのです。。。


皆さんの「やりがい」を感じるのはどんな瞬間でしょうか。



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「心理テスト」と聞いて、何が思い浮かぶでしょうか?

御自分と関わる部分で、発達に関わるテスト、知能テスト、就職時によく使われる性格傾向テストなど、思い浮かぶものはそれぞれかと思います。

心や行動のしくみを研究する心理学では、なんとか人の心の動きや傾向を数値化して目に見えるものにできないかと、長年にわたり、様々な研究が行われてきました。

それでも、「これ」という限られた心理テストが台頭してこないのは、それだけ人間の心が多岐に渡っているということでしょうか。


今日は人格検査のロールシャッハ・テストについて、少しお話をしたいと思います。

投映法の検査なので、何を検査されているのかわからないために、少々「占い」のような期待をもって、検査を受ける側も、勉強する学生もとりかかることの多い検査です。

ただ、多くの心理学の学生は、その勉強を投げ出してしまいます(笑)

それは、スコアリングまでは頑張って習得しても、解釈がなんとも曖昧で難解で、何年勉強しても「できます!」と言えない果てしなさを感じてしまうことが多いからです。

私も学生の時には一度、放棄してしまいました。。。


卒業後の業務で、「エクスナー法」と呼ばれるロールシャッハ・テスト法に出会います。

同じ検査の中で、〇〇法、〇〇法、って解析・解釈法が分裂してる自体、もうこの検査は生き残れないのではないか⁉と思いましたが。

それでも、エクスナー法と呼ばれる解析・解釈法は、明確に方法が明記されており、まだまだ立ち上がったばかりの学会が企画する研修会が開かれていました。

何よりも、何を解析しているかが、スコアリングの段階から目的がはっきりしていることが、私には本当に目から鱗だったのを覚えています。


手当たり次第に勉強してきたので、いつの間にか「エクスナー法」が「包括システムによるロールシャッハ法」なんて長い名称に変更された理由も知らずにきてしまいました。

最近、学会がこのテスト法実施のための資格を作り、本格的に研修が動き出したため、一番の基礎の講座を受けてみました。

ロールシャッハ・テストの歴史、何とも人間臭いものでした。


ロールシャッハ本人がどんな思いから、図版作りをしたのか、何枚もの図案からたった10枚の図版に絞られた経緯はとても現実的な理由でした。

ロールシャッハ本人が若くして亡くなってしまったことで、いわゆる1本の道にならず、様々な研究者がそれぞれに解析法を考え研究をしたあげく、2大巨頭の2人が何とも子供っぽい大ゲンカをしたために、未だ〇〇法、〇〇法…と手法が分裂する傾向にあることなど。


それでも、ロールシャッハ・テストが消えなかったのは、やはりそのテストのもつ魅力なのでしょう。

ケンカをしていた大御所の弟子世代にあたるのが、エクスナーであり、彼は飄々とそれぞれの手法から科学的に立証でき、人の性格を多角的に捉えるために必要な指標を取り出し整理し、膨大なデータを取り、検査方法や解析方法を統一化することで、データ同士を比べることができるようにしたのです。

心理学はやっぱり科学なのだなぁと感じるのは、こういうところでしょうか。


「包括システム」とは、「いろいろあったけど、全部ひっくるめて辿り着いたもの」みたいな意味合いのようです。

誰もが一定レベルで解析・解釈できるようにしたことで、その功績はとても大きいと思いますが、「包括システムによるロールシャッハ法」のもつ本当の魅力は、その結果をクライエントや検査を依頼した支援者に、その目的に合わせて、「理解できる言葉で」フィードバックをすることができることにあると思っています。

そしてそのフィードバックに、検査者の臨床力が問われてくると思っています。

検査や解析はある程度、厳格に方法が決まっているので、勉強すれば誰でもとれるようになっています。

しかし、フィードバックを検査者が一方的に説明するだけで終わってしまっては、このテストの魅力と効果は半減します。

データからこういう結果が出ているけれど、どうしてそういう結果が出るに至ったのかを探れるのは、クライエント本人とそれを手伝うセラピストなのです。

2人でこの結果を眺めつつ、ああでもないこうでもない、とクライエントについて真剣に話し合う、これがカウンセリングの最初にできるかできないかで、その後のカウンセリングの意義がまるで違ってきます。

セラピストとクライエントの距離がぐっと詰まる感覚とでも言えるでしょうか。


時には、占い感覚と混同してしまうので、結果を聞くのが怖いと思うクライエントさんもいらっしゃるようです。

でも、意外なことも怖い事実もないんです。

あなたが見た、話したことの結果であり、それをデータ化したものなので、

クライエントご本人にとっては、「ああ、確かにな」と思うことばかりのはずです。

むしろ、セラピストにとっては、ジグソーパズルのピースがたくさん状態なので、

クライエントさんに手伝ってもらわないと、せっかくとったデータを形に仕上げられないのです。

カウンセリングが協同作業であることと、ロールシャッハのフィードバック作業、共通していますよね。


私がカウンセリングにいらした方に、ほぼすべての方に心理テストをお勧めしているのは、こうしたテストの効用をぜひ体験して頂きたいからなのです。

少々面倒だし、疲れるけれど、ぜひチャレンジしてみて下さいね。


テストとフィードバックだけを体験されたい方、カウンセリングまでは…だけど、気になる方、他でロールシャッハテストを受けたけど、なんの説明もしてもらえなかった、数字の結果だけでよくわからない、以前受けたけど、今は変わったかな?変わってないのかな?など、御自分を見つめるきっかけにしたい、等々、様々に御利用が可能な心理テストです。

気になった方は、ぜひお問合せ下さい。



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